こんにちは。Kazheyです。
釣りをする上で何よりも大切なのが、糸(ライン)ですね。
釣具屋さんに行くと、本当に沢山のラインがズラーーーーッと並んでいます。
太さも素材も様々…
初心者のうちは、何がどう違うのかサッパリ分からない…

もしあなたが、ラインの選び方に悩んでいるのであれば、参考にしてみてください。
今日はルアーフィッシングで使うラインの種類と選び方について解説をします。
目次
初心者にオススメの釣り糸はナイロン一択!
初めに結論を言うと、釣りを始めて間もない超初心者~初心者の方は迷わずナイロンラインを選んでください。
「え、ナイロンラインって何」?という質問は後でお答えします。
主にルアーフィッシングで使う糸の事を「ライン」と呼びますので、これを機に覚えておきましょう。
イラーーーーッ!ライントラブルであなたが釣りを挫折する前に…
釣りをしていると実に多くのトラブルがあなたを襲います。
その中で最も多いのが釣り糸にまつわるトラブル。
いわゆるライントラブルです。

こうなったらしばらく釣り出来ません…
代表的なのが、ラインがリールの内部で絡まってしまうバックラッシュという現象。
その他、ラインが竿に絡まったり、傷が付いたりと本当にラインにまつわるトラブルはどんなベテランでも多れ少なかれ、経験します。
特に初心者のうちは何度経験するか…
でも、出来るだけこんなトラブルは避けたい!!!
だからこそ、最初のうちはナイロンラインを選ぶ事が賢明なんです。
ルアーフィッシングで使われるラインの種類は主に3つ。その特徴を紹介。
現在、主にルアーフィッシングで使われているラインは主に3種類あります。
それぞれ、大きな違いがございますので、今のうちに覚えておくと良いでしょう。
(最近、新たにエステルラインという種類のラインがありますが、ここでは触れる必要がないので、今回は紹介がありません。)
ナイロンラインは汎用性抜群!扱いやすさNo.1!中型魚まではこれでカバー出来ます。
ルアーフィッシング黎明期から今でも店頭に並んでいる、釣り糸の原点であり基本形です。
テグスといったほうが分かりやすいですね。
ナイロンは、釣り糸の他にも洋服の素材でも身近ですよね。
いわゆるシャカパンの、アレです。笑

意外と身近にありますね。
ナイロンラインの特徴はその汎用性の高さにあります。
程よいしなやかさと価格の安さから、管理釣り場のニジマスからブラックバス、メバル、アジ、シーバスとオールマイティに使えるところが大きな特徴です。
また、引っ張ってみるとわかるのですが、ナイロンラインは伸びる性質があります。
今は深く考えなくても大丈夫ですが、頭の隅に入れておいてください^^
ただ、気を付けて頂きたいのですが、障害物に擦られると、比較的切れやすいのがデメリットです。
しかし、それよりももっと大きなデメリットがあります。
それが、どのラインよりも経年劣化が早い。
ということです。
水を吸う性質や、紫外線による劣化が早く、頻繁に交換する必要があるのがデメリットです。
僕は細いナイロンであれば1回で使った分だけ捨ててしまいます。
だからこそ、安価なもので構いませんので、交換は頻繁に行うようにしてください!
【特徴】しなやか、オールマイティ
【比重】水に漂う。(水より少し重い)
【太さ】普通
【伸び】伸びる
【摩耗】弱い
【経年劣化】吸水性や紫外線による劣化が激しい
耐摩耗性はバツグン!ただ、扱いづらさがデメリット…フロロカーボン
フロロカーボンの特徴は何といっても耐摩耗性にあります。
ポリフッ化ビニリデンと呼ばれる素材で出来ており、釣り糸以外では主に楽器の弦やパイプの素材にも使われています。
他のラインは、キズが入るとそこがキッカケで切れてしまうのですが、フロロカーボンは構造上、多少傷が入ったとしてもある程度の強度は保ったまま魚を釣り上げることが出来ます。

傷が入っても切れにくい。でもここまで傷があったら結び直そう。
また、水に沈む性質があり、感度も良好なので底を引きずるようなワームや、沈ませて使うメタルジグといったルアーに向いているといえます。
しかし、その水に沈むこの性質が逆にデメリットとなることもあり、水に浮かべて使うルアーには不向きで、あまり汎用性があるラインではありません。
そして大きなデメリットが、ハリがありすぎてゴワついてしまう。ということです。
リールに馴染みが悪く、初心者の方はバックラッシュに悩まされてしまいます。やはりあまり初心者には向いていませんね^^;
【特徴】沈む、擦れに強い、ハリがあってゴワついている。
【太さ】(ナイロンに比べて)太い
【伸び】やや伸びる
【耐摩耗性】強い
【経年劣化】ややあり
PEラインの特徴は、その極端なメリットとデメリットにあり。
ナイロンやフロロカーボンと一線を画すのがこのPEラインです。
ポリエチレンと呼ばれる素材で出来ており、日常生活では車の牽引ロープや登山用のロープなどに使われています。
PEラインの大きな特徴は、他のラインと違って、4~12本の細い糸を編み込んで1本の糸になっているという点です。

その為、このラインナップの中では一番高価なラインでもあります。
見た目も全く違うこともありますが、その性質も全く違います。

フロロやナイロンのような透明感はない。
海のルアーフィッシングでは現在主流となっているPEですが、その理由は他のラインと比べ、圧倒的に細く、軽いというところにあります。
同じ強度であればPEラインは半分以下の太さで同じ強度が出せるんです。
逆を言えば、同じ太さであればおよそ2.5倍の強度を出せるということです。
その為、マグロやヒラマサのような大型魚狙いではのPEライン以外の選択肢はありません。

大型魚はPEライン一択
しかし、そんなPEには致命的なデメリットがあるんです。
それは、擦れにはめっぽう弱い…ということです。
1本1本がとても細いため、1回傷が入ってしまったらどんなに強いPEでもたちまち切れてしまいます。さらに、結び目の強度も他のラインに比べて、弱い事も特徴です。
その為、PE単体で使う事はほとんどなく、リーダーといってその先にナイロンやフロロカーボンを結んで使う事がほどんどです。
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【特徴】4~12本編み、浮く、擦れにめちゃくちゃ弱い・結び目が弱い、圧倒的に細く軽い。
【太さ】(ナイロンに比べて)圧倒的に細い(およそ2.5倍細い)
【伸び】伸びない
【耐摩耗性】圧倒的に弱い
【経年劣化】毛羽立つ
ここに、簡単に各ラインの違いを図にしましたので、これで覚えておくと良いかと思います。

覚えておこうポンド表記(lb表記)と号数表記
もう1つ、覚えておくと良いのが、ラインに用いられる「単位」の表記です。
結構ごっちゃになってしまうので注意が必要です。特にナイロンやフロロカーボンとPEラインでは表記に違いがあるので気を付けてくださいね^^
ラインの単位表記は2つあります。
~号(1号、2号)は太さの表記
パッケージに記載されている~号という表記は、太さを表しています。
~lb(ポンド、10lb,12lb)は強さの表記
パッケージに記載されている~lbという表記は、強さを表しています。
例えば、10lbと記載されているラインであれば重さ10lbのオモリをぶら下げた時に切れてしまうくらいの強度だと思ってください。
号数とポンド数の覚え方
多少の差はありますが、現在市販されているラインは統一された表記で売られています。
例えばナイロン、フロロであればこうです。
1号=4LB
2号であれば、8LB,3号であれば、12LBですね。
ただ、そこで注意していただきたいのがPEライン。
PEラインはとても細いラインなので当然表記も変わってきます。
PEラインの表記はこうです。
1号=20LB
単純に計算すると、PEと同じ太さのナイロンラインをあてがうとしたら5号の物を選ぶ必要があるんです。
マグロやヒラマサを狙う場合、100LB以上のラインが必要になります。そうなると、20号以上の太さが必要なるんです…とんでもない太さです…これではリールに巻ききれない!!!
だから、大型魚はPEしか選べないんですよね~~~!

といった僕のような方は、これだけ覚えておいてください。
ラインは、lb表記を見て買えば間違いない。
慣れるまでは、LB表記でラインを選んだほうが無難ですね^^
いつになったら他のラインを使ってもいいの?それは…
とはいっても、いつまでもナイロンラインばかり使い続けるのも、釣りの幅は広がりません。
ご自身の感覚でいいので、スムーズにキャストが出来るようになった。慌てることなく魚をキャッチ出来るようになった。あまりバックラッシュしなくなった…
何より、日々の釣りにラインによるストレスを感じづらくなったら他のラインを使ってもいいですね!
では、参考にしてみてください!
良い釣りを^^