こんにちは。Kazheyです。
あなたもきっと経験したことがあると思います。
せっかく掛った魚がバレてしまう事…
特にボウズ続きでの久々のヒットや記録更新級の大物がヒットしたのにバラしてしまった!
そんな時の精神的ショックは計り知れません…

そう思った事も多々あります…
これを読んでくださるあなたも同じ思いをしたことがありましたら、是非この記事を読んで釣りに生かしてみてください。
目次
バラしたのは何のせい?今一度振り返ろう。
ある時こんな事を言われたことがあります。
“魚が口を使ってくれた以上、バラしたのは全て自分のせい”
ついつい言いたくなりますよね。こんなセリフ。
「掛かりが浅かった」
「杭に巻かれた」
「ラインに傷が入ってた」
etc・・・
僕も時々バラした時に言ってしまいます。
確かにそうかもしれませんよね。
でも、これを魚のせいにするのか、自分のせいにするのかでバラし率に変化が現れます。
僕は、全部バラしたのは自分のせいにして、次回に生かすことで少しずつバラす確率を減らすことに成功しました。
ここで、バラシの原因と対策を、チェックリストを使って見て見ましょう。
バラしの原因はこれ!頭にいれて1匹でも多くキャッチしよう。
バラしには明確な原因があります。
原因がわかっている以上、対策は必ず取れます。
その為、バラしをゼロにする事は難しくても、軽減させることは可能です。
ここにバラシの原因をチェックリストにしてみました。バラしたあの魚もきっとこの中に入っているかと思いますので一緒に見ていきましょう!
サビたフックはもちろん、フックの先端(フックポイント)が曲がっていたり丸くなっていないでしょうか。
フックのサビは貫通力を低下させ、フック折れの原因になります。
そしてフックポイントの曲がりや丸まりはそもそも口に掛かりません。
また、一見新品のフックでも、問題を抱えている事があります。
買った時に初めからついているフックの場合コストダウンの為に質の低いフックがついている場合があります。
曲がりやすい・折れやすい・掛かりづらい
こんなフックには要注意です。
下のように、「指の腹に触れただけでも絡みつくような掛かり」が理想です。
ちなみに僕はがまかつ製のトレブルフックを愛用しています。
ちょっとコストは掛かりますが、これだけでキャッチ率はグンと上がるので、やってみてください!
フックが原因のバラシ・対策方法
・根掛けた時・魚を釣った時・ルアーを結ぶ時にフックのチェックをする。
・少しでも錆やフックポイントの丸まりがあったら交換する。
・質の低いフックは信頼のあるフックに交換する。
ラインに傷が入っていたり、結び目が甘いなどで切れてしまう事(ラインブレイク)によるバラしです。

このような状態では獲れる魚も取れないですよね…
多くは1匹目を釣った時、根掛かりを外した時等に出来る傷や、結び目の締まりすぎによって引き起こされます。
このような傷に気づかず、2匹目がヒットした瞬間、または途中でラインが切れてしまうことがあります。
また、経年劣化によるラインブレイクも考えられます。ルアーを結んで引っ張った時に何度も切れてしまう場合は経年劣化を疑ってみて下さい。
ラインが原因によるバラシ・対策方法
・指でなぞって傷がないかのチェックをする。傷があったらその部分だけカットして結び直す。
・増し締めをして結び目が抜けないか、切れないかのチェックをする。何度も切れてしまう場合経年劣化を疑い、新しいラインに交換する。
ドラグ(Drag)とは、日本語で言うと「引きずる」という意味です。
リールにはある一定の負荷がラインに掛かると、それ以上の負荷がラインにかからないようにリールから出ていく「ドラグシステム」という機能が搭載されてます。
スピニングリールだとドラグノブ、ベイトリールだとスタードラグというパーツでその負荷を調節することが出来ます。
- スピニングリールにはドラグノブが付いている。 捻って強さを調整する。
- ベイトリール。ハンドルと本体に挟まれているのがスタードラグ。締めたり緩めたりで調節が出来る。
ドラグの負荷が弱すぎると必要以上にラインが出てしまい障害物に絡んでしまったり、バラシの原因となる糸のタルミ(ラインスラッグ)が出てバラしてしまいます。
逆に負荷が強すぎるとラインやロッドに強い負荷が掛かってしまいラインブレイクや、ロッドが折れてしまうこともあります。
適度なドラグ調節は、バラシのリスク軽減に役立っています。
ドラグの調節方法は人それぞれの考え方がありますが、僕はこのように調節をしています。
ドラグの強さが原因によるバラシ・対策方法
・対象魚やタックルのバランス(下記参照)に合わせて最適なドラグの調節を行う。
タックルバランスとは、あなたが狙っている魚に対するロッド・リール・ラインなどの力関係の事です。
例えば極端な話、マグロを釣るような竿でアジを釣るとはとても操作性が悪く、アタリすら感じられない事がありますよね。
逆に、アジを釣るような繊細な竿でマグロが掛かってしまったらたちまち竿が折れるか、ラインが切れてしまいます。
対象魚<タックルの場合
対象魚に対して自分のタックルが強い場合はフッキング(針掛かり)が浅くなってしったり、上手く魚の引く力を吸収しきれずに外れてしまうといった事があります。
対象魚>タックルの場合
対象魚に対して自分のタックルが弱い場合、ドラグを最大に締めても糸が出尽くしてしまって切れてしまう。
もしくは、竿が折れてしまうことがあります。
とはいえ、不意にけた違いの大きな魚が掛かってしまいます。その場合は❺のロッドワークについて解説します。
タックルバランスが原因によるバラシ・対策方法
・対象魚に合わせた適切なタックルで釣りをする。
ロッドワークとは、魚が掛かった後の竿捌きのことです。
こればかりは経験を積むとしか言いようがありません。笑
とはいえ、ロッドワークにはある程度コツがあるので、対策方法を一緒に考えてきましょう。
ロッドワークが原因によるバラシ・対策方法
・対象魚の”引きのクセ”を覚えておく。
たとえばシーバスの場合、激しいエラ洗いが特徴的です。
この場合に最もバラす事が多く、また水中でも同様の動きでハリを外そうとします。
エラ洗いが起こる時はラインの動きを見て対処が出来ます。それについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
・周りの障害物を把握しておく。
魚は、なんとしてもハリを外そうと最大限に暴れまわります。周りに杭があれば杭にラインを巻かれることもあります。また、足元が護岸であれば足元に逃げ込んで、護岸にラインを擦られて切れてしまう事もあります。
沈み根があればそこにも擦られて切られてしまいます。
予め、周りの障害物を把握してとっさに避けられるように頭の中でシミュレーションしておきましょう。
朝マズメ、夕マズメといった魚たちのお食事タイムの時は私たちも集中力は持続します。
しかし、長い間アタリもなく天気がいいと、急に眠気が襲ってくる場合があります。
そんな時に限って大きな魚がヒットすることもあります。
間延びした時間が過ぎて、心の準備も整ってないうちにバラしてしまった…こんなこともよくあります。
また、逆に予想外の大物がかかってテンパってしまってバラすこともあります。
どちらも慌てず、集中していればゲットできる可能性もあったはずです。
このように、集中力の欠如によるバラシも原因の一つです。
集中力の低下が原因によるバラシ・対策方法
・適度な休憩を挟む。
・コーヒーなどカフェインの含まれる飲み物を飲む。
・「集中力が切れた時に限って大物が来る」と、心がまえをしておく。
バラシを完全に防ぐことは出来ない。でも、改善は絶対に出来る!
ざっと並べるとこの6つが考えられるバラしの原因です。
また、原因は1つだけでなく2つ3つと重なってバラすことも良くあります。
正直、バラしをゼロにすることは限りなく不可能に近いです。
しかし、1つ1つのバラしを丁寧に検証し、対策をとる事で確実にバラしを減らすことは出来ます。
「逃した魚ほど大きい」
そんな言葉もありますが、逃した魚が大きいほど、初心者の方はどうしていいのか分からず慌ててしまいます。
いずれ来る大物に備えて、今のうちに準備とイメージトレーニングをしておきましょう!
では、よい釣りを!