こんにちは!Kazheyです!
去年に引き続き、今年も無事荒川サケ有効利用調査に参加できたので、釣果報告と一緒にタックルと釣り方のコツをご紹介したいと思います!
【釣行動画】
目次
まずはタックルをご紹介するよ!
基本的に、流用可能なタックルで対応できるので専門で揃える必要はございませんが、設定等は気を遣うところがございますので、それも併せてご紹介します。
◆ロッド編
シーバス用の90前後のML~Mクラスのロッドか、サクラマス用のロッドを流用できます。
はじめて買う場合は、サーモンは口が硬くツッコミも激しいのでバットパワーがしっかりした、比較的ハリのあるものを選ぶといいでしょう。
【管理人使用ロッド】
◆リール編
リールもシーバス用のもので大丈夫です。
【管理人使用リール】
◆ラインシステム編
最大で10kg、比較的早い川の流れに加え強烈な引きと持久力を兼ね備えたサーモン。
PEは2号、リーダーは40LBのフロロorナイロンを1ヒロ(150cm前後)FGノットで結束してください。
【FGノット解説】
◆ルアー編
基本的には15~25g前後の赤、ピンク、オレンジなどの暖色系やグロー系のスプーンに、タコベイトを装着したものを使いますが、サクラマス用のミノーなどのほうが反応が良い日もあります。
基本的に食性ではなく、威嚇のリアクションで食ってきますので創意工夫を凝らしていろいろ使ってみるのもアリですね!
タックル以外に必要なもの!
新潟県です。めちゃめちゃ寒いです。ウェアは特に厚着して、ホッカイロも持ってきてください。
釣り方は、立ち込むスタイルになることもありますので、ネオプレンウェーダーか、ない場合は、通常のウェーダーに厚手のタイツを重ね着して挑んでください。
その他、ネックウォーマーやグローブなど、隙間から冷えてきますので、必ずそれらも装着してください!
また、11月後半からはチェーン規制の入る場合もございます。
スタッドレスタイヤへの交換やチェーンも忘れずに持ってきてください!
いつ行けばいいの?ベストシーズンの話
荒川の鮭有効利用調査の期間は10月半ば~12月半ばがシーズンです。
当然、その期間でも爆釣の日と全く釣れない日とあります。
そんな中で、ベストシーズンはズバリ11月20日前後~12月頭まででしょう。
鮭は、河川の増水と共に遡上してきます。
一遍にまとまった数が一気に遡上することではなく、(そんな日もあるかもしれませんが)ある程度の数が増水のタイミングで少しずつ遡上し、徐々に川に定着していくイメージです。
そうなると、当然開幕当初は数は多くはありません。
しかし、その頃の鮭は婚姻色の薄い、銀ピカの個体が多く、それを求めるアングラーは少なくありません。
そして、ある程度シーズンが過ぎ11月も20日を過ぎると遡上の数もピークを迎え、銀ピカはもちろん、ブナの入った個体や、白カビが生えたホッチャレと呼ばれる鮭も沢山見ることが出来ます。

薄くブナの入った個体。やや流芯気味でヒット。身も赤く引きもパワフル!
はじめて挑戦される方は、この11月20~12月5日までの期間を狙って計画を立てるといいかもしれません。
そして、12月も10日を過ぎると徐々に遡上も減り、厳しい冬の日本海の様相も見ることができます。
ポイントはどこがいいの?
ポイントは漁協によって決められており、またその年によって微妙に変わってきます。
毎年の傾向として、最下流は日本海東北自動車道の橋から最上流が花立頭首工の下流300mまでとなっております。2019年度のポイントを貼っておきますので、参照にしてみてください。
ポイントの絞り方その①前日の釣果を参照にすべし!
当日、受付に各ポイント事に前日の釣果が張り出されています。
完全に当てはまるわけではありませんが、前日集中した釣果がある箇所があれば、大きな増減水や天気の変化が無ければ比較的釣果は安定しています。
はじめて挑戦される方の場合、それを参考にポイントを絞ってみるといいですね。

ポイントの絞り方その②地形の変化や川幅、ヨレを見つけるべし!
それでも、釣果が振るわない場合は実際に土手沿いを走って目視でポイントを絞ってみましょう。
分かりやすいのが、人口産卵床です。
鮭は、当然ながら産卵の為に遡上をします。
流れのきつい箇所では卵が流されてしまい、産卵場所に適しません。
その為漁協はその年の地形に合わせて鮭が産卵しやすいように杭などを打って人口産卵床を設置します。
そこにメスが寄ってくると、そのフェロモンに誘われて複数のオスが集まってきます。

ただ、人口産卵床は、漁師さんも水揚げをする場所でもありますので、漁師さんが漁をしている時は投げないようにしましょう。
その他、橋脚のヨレや岩陰など、流れに変化がある箇所やチャラ瀬、川幅が狭まる箇所などもポイントになります。
ポイントの絞り方その③遡上を確認すべし!
そして最後に、実際に目を凝らしてみるとこのような光景を目にします。
浅瀬では背鰭を出して泳いでいる姿が見られ、底に目をやると産卵床を作る為に尾ひれで石をどかし、ギラギラとお腹を光らせている姿が見られます。
経験上、1匹単体でいることは少なく、1匹見かければ数匹まとめていることが多いです。
分かりやすいのが、産卵後期の、寿命が近いホッチャレです。

写真の鮭はすでに産卵を終え、寿命が尽きた個体ですが、このような白っぽい鮭がゆったりと泳いでる光景を目にします。このような鮭をホッチャレと呼びます。
ホッチャレを発見できれば、その周囲に2,3匹元気な個体が泳いでることがありますのでその周辺が遡上コースだということがわかります。
このように、実際に目視して鮭の存在を確認できれば、そのコースを通るようにルアーを通してみてください。
また、ピンポイントで鮭が同じ場所にいる場合、そこにメスがいることも多いです。
メスを釣ってしまえば魚が散ってしまいますが、メスをあえて釣らずに残しておくことで、遡上するたびにオスはそのメスの周囲で産卵のタイミングを待っていますので、元気なオスの個体を複数本釣ることも出来ます。
逆に、メスが釣れてしまえばその周囲からオスは散ってしまいますので、新たに撃つコースを考えてみたり、ポイントを移動する目安になります。
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