こんにちは。Kazheyです。
釣り人人生およそ30年。
ついにこの日が来ました。
釣り人ならば1度は釣ってみたいと口を揃えるターゲット。
マグロ。

その引きは、他のどの魚よりも強烈。
自分の体力の限界を超えるパワーと持久力で、大の大人でも釣り上げた直後は倒れ込むほど。
そんなターゲットに僕が憧れを抱くのは当然のこと。
去年の7月に挑もうとしたが悪天候に見舞われ遭えなくキャンセル。
そして、今年の6月。静岡の森竜丸から出船するもワンバイトのみと、未だにキャッチ未経験であった。
そこで、去年末より予約していた三重県は志摩沖の超人気遊漁船、へいみつ丸さんにて、8月上旬のキハダキャスティングゲームに挑んできました!!!
【釣行の様子】
目次
片道7時間の遠征で見えた、志摩沖のパラダイス
東京から高速道路でおよそ7時間。
遠征慣れしている僕でも少々堪えるこの距離ですが、車を降りて見えてきたその光景に、いつの間にか疲れはふっとびました!

この日は台風一過3日目の、穏やかな海。
そして、堤防にはこの墨痕!!!

エギングをしていた釣り人に話を聞くと、ハイシーズンだと1人20杯ほどアオリイカが釣れたようです…
さらに先を見ると、一面のイワシ・イワシ・イワシ!!!
それを追う青物!!
すかさず持ってきたトライデント 60Sを投げると、狂ったように追いかけてくる!!!
アッサリと1本ワカシをGETできました^^

その後ジグを投げて、ショゴを1本追加。

時合いでもなんでもないのに、こんなにアッサリと青物が釣れるなんて。。。
東京湾のシーバスばかり狙っている僕としてはこの時点でも、軽く衝撃を受けました。
そうこうしているうちに、チェックインの時間に。
お世話になったのは民宿松ヶ枝屋さん。
昔ながらの民宿という感じで、夜通しの運転&オカッパリ&酷暑という事もあって広い部屋にクーラーを効かせ、18時にはすっかり熟睡…

未だに現役のベープマット。この趣である。
いよいよ挑戦の幕が開ける。そこで知ったへいみつ丸人気の秘密。
時刻は早朝3時。民宿の目の前が港である。

早めに起きてしまったので、コンビニで朝食を買い、港に集合。
各々ドラグ調整やセッティングを済ませ4時半。いよいよ乗り込む。
期待と緊張もピークだ。
人気の理由❶釣り座は特に決めずだれでもナブラを撃てる!だからチャンスは平等
そこで驚いたのが、釣り座の取り決めについて。
普段10人以上が当たり前の遊漁船に乗ってばかりいるので、「釣り座は早い者勝ち。」
もしくは「順次ローテーション」というものだと思っていました。
ところが、へいみつ丸はそうでないらしい。
「釣り座は適当です^^」
そんなんで大丈夫なのかな~と思ったのは出船の時だけで、ポイントに着いたときにその意味はしっかりと理解できた。
一番最初についたポイントではキハダマグロとカツオの混合ナブラ。
すると、船長はすかさずボートポジションをナブラに対して水平にとった。
そうだった。
58ft大型船でフルフラットのへいみつ丸。
どこで投げてもナブラには届くように絶妙なボートポジションを取ってくれるんです。

船長の絶妙な操船が人気の理由
1発目のポイントでは不発だったが、徐々に活性も上がり、時刻は9時半を過ぎたあたり…
その時は来た。
「どこでもいいよ~~~~!誘い出しで出るよ~~~!」
船長がそう告げて、僕はミヨシの右舷側に立った。
キャストをして3,4回ジャークをした時だろうか…
ドカーーーーーーーーン!!
何の前触れもなく突然、僕の目の前15mほどで激しい破裂音と共にしぶきが飛んだ。
その瞬間、身体が反応してすかさず3回、4回、5回と一心にアワセを入れた。
そこから、あまりの引きの強さと突然のバイトでほとんど記憶がありません笑
とにかく、全身がしびれるくらいの疲労感を覚えました。
最後の最後で手伝ってもらい、銛が入った瞬間倒れ込んだことは覚えています。

船上計測45kg。ファイトタイムおよそ30分。
人生初のキハダマグロは、全身のしびれと一緒に最高の思い出となりました。

ファイト後はヘトヘトでデッキに倒れ込んでしまいましたw
【TACKLE DATA】
ロッド:ヤマガブランクス ブルースナイパー 81/6Blacky
リール:13ステラ 14000XG
ライン:よつあみフルドラク 6号 300M
リーダー:ナイロン 130LB
ルアー:カーペンター BC-γ45-160
フック:がまかつSP-XH 1/0
結束:(リーダーとPE:FGノット)(ルアーとリーダー)ボウズリング、BBスイベル#3 井上スーパーノット
人気の理由❷終始ナブラは収まらずヒットヒットの連続!その的確さも凄い…
そして次に驚いたのが、ポイント見切りの的確さと絶妙なタイミング。
反応が無くなったらすぐさま移動で、ナブラを見つけたら全速力。
誘い出しでもナブラ撃ちでも、「●字の方向!」「ジャークジャーク!!」と操舵室から的確なアドバイスをくれました。
ヒットをしたらすぐさま駆け寄ってくれて、臨機応変な応対も素晴らしかったです。
とにかくすごい志摩沖のポテンシャル!
今年は特に凄いそうですが、とにかく驚いたのは志摩沖のポテンシャル!
初ヒットの僕や、65歳の方、ベテラン勢の皆さま総勢6名全員安打、7ゲット。ヒット数で言えば15ヒットくらいはあったのではないでしょうか。

マグロ市場のよう!
終始ナブラが湧きっぱなしで、その時間も長く、様々なベイトを食べていたせいか投げればとにかくヒット。トリプルヒットも珍しくない大興奮しっぱなしの釣行でした。
今回の釣行で学んだこと
今回は、最高の思い出と共に本当に学びの多い釣行となりました。
そこで、今回のキハダ釣行を終えて、学んだことをまとめておきました。
タックルバランスはベストの物を。志摩沖では6号が基本
「ラインは6号だけど、ちょっとぐらいライトなロッドでいいか」
「6号がベストのロッドみたいだけど、表記では4号でも使えるし、4号でいいっしょ。」
バスやシーバスの場合、小さな差があってもそこまで致命的な問題にはなりませんが、対象が大きなキハダの場合、その小さな差はとてつもなく大きく感じます。
シーバスの場合、0.8号や1.0号がメインのPEとなりますが、その差は4LB。重さにして約2kgの差です。
しかし、マグロタックルに関しては4号と6号の差に40LBもの差が生じます。
20kgの差は無視出来ない大きさと言えるでしょう。
タックルバランスは最適なものを選んでおくようにしましょう。
特に結束には細心の注意を!!100%のクオリティを出せるまで練習です。
超大型のターゲットのチャンスはそうそう多いものではありません。
掛けたタックルへの投資は、時間的にも金額的にも相当のものがあります。
だからこそ、結束には自信をもって最高のクオリティを出せるようにしておきましょう。
アイの結束にはシャウトのBBスイベル、ボウズリングを使い、井上スーパーノットで結束しました。

どんな大物が掛かってもビクともしない井上スーパーノット。
もちろん、フックやスプリットリングも気を抜かない!
どんなに気を遣っていても、ふとしたスプリットリングやフックは簡単に伸ばされてしまうことがあります。
だからこそ、少しでもそんなリスクを減らすために、妥協せず最高のものを使うようにしましょう。
意外な盲点!ペンチも専用のものが必要なんです…
100LB以上のスプリットリングを扱う上では、普通のペンチでは全く歯が立ちません。
また、ノットを組む際にリングをひっかけて固定できる機構を持つものがあると便利です。
また、オフショアキャスティングは危険が伴う釣りです。
キャストの際はいつも以上に細心の注意を払って周囲を見渡してキャストをしましょう。
では、よい釣りを!!
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